鬼怒川源流部 芝草山(1341.6m) 2013年11月16日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:23 登山口−−6:54 送電鉄塔−−6:59 巡視路と分かれる−−7:28 大岩直下−−8:02 芝草山 8:09−−8:45 巡視路−−8:49 送電鉄塔−−9:06 登山口

場所栃木県日光市(旧藤原町)
年月日2013年11月16日 日帰り
天候快晴
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場登山口すぐ下に数台の駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無ほぼ無し。山頂近くで低く薄い笹が道に被る程度
危険個所の有無無し
山頂の展望西側が開ける
GPSトラックログ
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コメント前日の雨で藪が濡れている時間帯に登るために登山道がある山を選択。登山口近くに駐車スペースあり。登山口には標識と登山ポストあり。途中までは送電線巡視路と共用、その後は登山道だが道は良好。大岩は西を巻いてから岩の上に出る。フィックスロープあり。標高1200m付近から残雪ありで熊の足跡もあった。山頂は西側の展望が開けて白くなった田代山が見えた




登山口下の駐車場 中の沢沿いの林道分岐
登山口。登山ポストあり 送電線巡視路兼登山道
送電鉄塔 送電鉄塔から見た日向倉山
送電鉄塔から見た高瀬山、持丸山 巡視路から分かれる場所
尾根上に道あり 1080m付近
僅かに残る新雪 大岩直下
大岩の西を巻く 大岩の裏側を急登
大岩付近から見た枯木山 1194m峰手前
熊の足跡 1220m付近
1300m付近 芝草山山頂
3D標識 芝草山から見た荒海山
芝草山から見た会津駒ヶ岳 芝草山から見た奥日光
芝草山から見た明神ヶ岳
芝草山から見た県境の山々(クリックで拡大)


 今週末も栃木県北ヘ向かう。今回はどこに登るか悩んだが、金曜日に雨が降って土曜朝は藪が濡れている可能性が高く、登山道がある山にしたかったので最初の山は芝草山。ネットで調べたら中の沢と入山沢合流点付近に登山口があって登山道が山頂まで続いているらしい。体に触れる枝や笹が皆無とは思わないが全くの藪よりはマシだろう。

 中三依から中学校の案内に従って西に入って道なりに直進、登山口は標識があるのですぐに分かり、手前の駐車スペースへ。ここに数台駐車可能。まだ早朝で無人だ。

 登山口は案内標識だけではなく登山ポストまであった。おまけに芝草山だけでなく荒海山の文字まで。え、荒海山まで登山道が続いているのか? そういえば荒海山山頂で「三依」の案内標識があったな。それを示しているのだろうか。いつかは歩いてみたい気もするが本日の目的地は芝草山までである。

 登山道は予想外に良好で植林帯をジグザグに登っていく。やがて頑丈そうな送電鉄塔が登場、これは日向倉山や持丸山の稜線を通る送電線だろう。鉄塔の下だけは樹林が切れてそれらの山々を見通すことができた。

 ここまでの道は登山道というより時送電線巡視路と兼用だったわけか。この先も少しばかり巡視路を歩くが次の鉄塔は別の尾根にあるので巡視路は西にトラバースし始め、尾根から離れていく。その分岐点で登山道は尾根に登っていくがしっかりと手製の標識が導いてくれる。これで道のグレードが大幅に下がると思ったが、周囲は藪が無い細い尾根なので明瞭なルートが続く。樹林越しに少しだけ緑の針葉樹が混じったピークが見えるが、あれが大岩らしい。

 ほぼ落葉した自然林の尾根を気持ちよく登っていく。まだ笹は出てこない。大岩はどうやって越えるのかと思ったら直下で西側に巻き、岩の北側の急斜面にフィックスロープが垂れていた。昨日の雨で滑りやすく、ロープや木の根に掴まりながら慎重に登った。稜線に復帰すると岩の上のはずだが木が生えていて展望は悪かった。残念。

 この先も落葉樹林の尾根が続くがブナが目立つようになり残雪もポツリポツリと残っている。昨日の雨が雪だったのか、それともその前の冬型の時に降ったものなのか。この標高だと広範囲に残るほどではない。少しの間だったが登山道上の雪の上に熊の足跡。まださほど大きくないので子供の熊らしい。輪郭の明瞭さから考えて今朝歩いたと思うが、当然ながら姿はもう無い。残念。鹿だかカモシカの足跡も見られた。

 標高が上がると薄い笹が現れるが登山道はあるし密度は低いので問題なし。たっぷりと朝露を含んでいたらロングスパッツが必要だろうが今は僅かに湿っている程度。これなら登山道が無い山でも良かったかなぁ。

 山頂まで同じように低く薄い笹が続き、三角点がある芝草山山頂に到着。山頂付近は少し伐採したようで上空は開けて明るく、西側の展望が良い。県境の白い山が見えたが現場では同定できなかったが、帰ってから検証したら枯木山だった。あんな山でももう積雪の時期か。本格的に雪が積もれば藪山もいいが、半端な積雪は籔漕ぎには一番厄介だ。その奥の真っ白な平たい稜線は会津駒ヶ岳に間違いなし。もう冬山の様相だ。山頂から北に延びる尾根を少しだけ覗いてみたが藪は無く歩きやすそうだった。見える範囲には目印は無かったが。

 短時間の登山で疲労は感じなかったので無人の山頂を出発。送電鉄塔を通過すると登山者とすれ違う。最初が3人組、次は2人組。本日午前中のお客は私を含めて計6人だったようだ。考えてみれば山の中で人に会うなんて久しぶり。最近だと日光の外山くらいだな。鹿は数えくれないくらい見たし、熊だって2頭会ったのに・・・。

 

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